【注目の日本選手は!?】北京2022オリンピック注目のスピードスケート女子500M
小平 奈緒
郷 亜里砂
高木 美帆
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スピードスケート競技とは?
1周400メートルのリンクでタイムを競う。選手は少しでも速く滑ろうと、空気抵抗を下げるため前かがみの低い姿勢で滑る。時速50キロを超えるスピードに乗った状態でカーブを回るコーナリングの技術もタイムを左右する。
五輪では1924年の第1回大会から実施されている。98年の第18回長野大会直前にスケート靴のかかと部分から刃が離れる「スラップスケート」が急速に広まり、以来、記録が飛躍的に向上した。前回の平昌大会では女子が3種目を制するなどメダル6個の活躍を演じた。
今回の女子スピードスケート500Mの見どころ
前回の2018年平昌五輪で日本勢が獲得したメダル総数13個のうち、なんと金3個を含む6個がスピードスケート勢のもの。
今回は、女子500メートルでは五輪連覇が懸かる小平奈緒に注目。平昌後は股関節の違和感に苦しみ、絶対的な強さを示せていなかったが、新型コロナウイルスの影響で2シーズンぶりの参戦となったワールドカップ(W杯)では今季初勝利を収めるなど復調しつつある。かつて天才中学生と言われた高木美帆は19年に女子1500メートルの世界記録保持者となり、前回銅メダルだった同1000メートルも今季W杯第3戦(米ソルトレークシティー)で5年ぶりにW杯優勝を果たした。
女子スピードスケート500M 競技方式
500Mではダブルトラック方式が採用されている
2人が内側と外側のレーンに分かれて同時にスタート、交換区域(バックストレート)に達するごとに交互に内側と外側のレーンを入れ替わって滑走する。交換区域では外側レーンの選手に優先権がある。タイムは1000分の1秒まで計測し、1000分の1秒以下を切り捨てる。100分の1秒まで同タイムの場合は1000分の1秒まで表示して順位を決める。
今回の500Mも、2人1組でレースを実施するのだが、その組み合わせは、ランキング、持ちタイムなどに基づいて組み合わせを決められている。第1組は1人で実施する場合がある。500メートルは98年長野大会以降、イン、アウト両方のレーンから2レースを滑り、合計タイムで争っていたが、前回の平昌五輪から1回勝負に戻った。
スピードスケート女子500M 試合結果
順位 | 選手名(国名) | 記録 |
1 | エリン・ジャクソン(アメリカ) | 37.04 |
2 | 高木 美帆(日本) | 37.12 |
3 | アンゲリナ・ゴリコワ(ROC) | 37.21 |
4 | バネッサ・ヘルツォーク(オーストリア) | 37.28 |
5 | ユッタ・レールダム(オランダ) | 37.34 |
6 | フェムケ・コク(オランダ) | 37.40 |
7 | 金 旼善(韓国) | 37.60 |
8 | ダリア・カチャノワ(ROC) | 37.65 |
9 | カヤ・ジモネク(ポーランド) | 37.70 |
10 | オリガ・ファトクリナ(ROC) | 37.76 |
11 | 金 京珠(中国) | 37.88 |
12 | ミシェレ・デヨング(オランダ) | 37.97 |
13 | 田 芮寧(中国) | 37.982 |
14 | 郷 亜里砂(日本) | 37.983 |
15 | ブリタニー・ボウ(アメリカ) | 38.04 |
16 | 小平 奈緒(日本) | 38.09 |
17 | キミ・ゲッツ(アメリカ) | 38.26 |
18 | ハンナ・ニファンタワ(ベラルーシ) | 38.30 |
19 | エカテリーナ・アイドワ(カザフスタン) | 38.54 |
20 | マーシャ・フーディ(カナダ) | 38.79 |
小平奈緒がまさかの16位という番狂わせはありましたが、高木美帆見事銀メダルおめでとう!!
迫力のあるレース展開でした。