間もなく始まる東京オリンピック2020、今回は近代五種について紹介していきたいと思います。
Contents
- 1 近代五種とは?
- 2 東京オリンピック2020の近代五種の日程
- 3 近代五種の日本代表選手
- 4 東京オリンピックの近代五種でメダル獲得の可能性について
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近代五種とは?
近代五種とは古代オリンピックで行われていたペンタスロンを参考に、近代に相応しい五種競技を作ろうということで近代オリンピックの父、クーベルタン男爵が考案した競技。
水泳、フェンシング、ランニング、射撃、馬術の五競技を競い合います。
その競技の多様性からキング・オブ・スポーツと言われていますが
世界の競技人口300人という少なさから日本では
「キング・オブ・マイナースポーツ」
とも言われています。
競技人口の少なさから、いつ公式種目から外されてもおかしくないのですが…それでも続いてるのはクーベルタン男爵考案のスポーツだからなのかもしれないですね。
詳しいルールについてはこちらの動画で詳しく説明されていますので良かったら見て下さい
東京オリンピック2020の近代五種の日程
近代五種は東京オリンピックでは3日間に渡って競技が行われます。
日程と場所は以下の通り
8月5日(木)
午後1時00分〜午後7時30分
武蔵野の森総合スポーツプラザ
女子フェンシング-ランキングラウンド
男子フェンシング-ランキングラウンド
8月6日(金)
午後2時30分〜午後8時15分
東京スタジアム
女子水泳
女子フェンシング-ボーナスラウンド
女子馬術
女子レーザーラン
女子表彰式
8月7日(土)
午後2時30分〜午後8時15分
東京スタジアム
男子水泳
男子フェンシング -ボーナスラウンド
男子馬術
男子レーザーラン
男子表彰式
初日は男女ともに、2日目、3日目はそれぞれ男子、女子の競技となっています。
近代五種の日本代表選手
次は近代五種の日本代表選手。
今回は3名の選手がオリンピックに出場します。
近代五種の日本の競技人口は約40人と少なくはありますが、過酷な競技だけあって優秀な選手が選ばれています。
男子
岩本 勝平(いわもと しょうへい)
自衛隊所属の岩本選手、高校までは水泳をしていたそうです。前回のリオ五輪も代表に選ばれて29位でした。今度は雪辱を果たして欲しいですね。
女子
島津 玲奈(しまづ れな)
こちらも自衛隊所属の選手、2017年のアジア・オセアニア選手権で日本人初の優勝をしているなど期待されている選手です。得意種目は水泳です。オリンピックの出場は初、頑張って欲しいです。
高宮 なつ美(たかみや なつみ)旧姓 朝長
高宮選手は警視庁所属の選手、元々は水泳と陸上の選手でした。警察に入ってから近代五種をはじめ、4年でオリンピックの出場権を得ています。前回のリオ五輪にも出場していてその時は12位でした。得意のフェンシングとレーザーラン(射撃+ランニング)の結果しだいではメダルもあるのか?と言われています。
東京オリンピックの近代五種でメダル獲得の可能性について
近代五種で日本はメダルを獲得する可能性があるのか?についてですが…
日本への贔屓目をなくして見るとかなり厳しい状況であるのは間違い無いと思います。
過去のオリンピックでのメダルの個数を見てみると
このように北欧の方が近代五種は強く、日本は今までメダルを取ったことがないんです。
ただ、今回は女子の2選手はもしかするとメダルの可能性が…と言われています。
近代五種は全く性質の違う5種目で競技されるので得意な種目、苦手な種目がどの選手にも出てきます。
高宮選手の得意なフェンシング、島津選手の得意な水泳。そして両選手が得意なレーザーラン。
ここでしっかりと記録を残し、残りの種目で調子を崩さなければメダルの可能性も…と両選手を育てた城竜也コーチも話をしています。
オリンピック終盤で行われる近代五種、期待しています!